M-1王者「たくろう」のネタは誰が作る?優勝までの苦労と快進撃

M-1王者「たくろう」のネタは誰が作る?優勝までの苦労と快進撃 芸人

M-1グランプリ2025で、彗星のごとく頂点に立ったお笑いコンビたくろう

初決勝・初ファイナルにもかかわらず、審査員8票を集める圧勝優勝となり、お笑いファンの間で一気に注目を集めました。

「そもそもどんなコンビ?」「ネタは誰が作っているの?」「なぜ今年急に評価されたの?」

この記事では、そんな疑問に答えながら、たくろうのネタ作りの裏側とM-1優勝までの道のりを、分かりやすくまとめていきます。

お笑いコンビ「たくろう」とは

たくろうは2016年に結成されたお笑いコンビです。

ボケ担当が赤木裕(あかぎ ゆう)、ツッコミ担当がきむらバンド。

コンビ名は、きむらバンドさんが好きな「木村拓哉」と、赤木さんの好きな「イチロー」を語呂良く組み合わせたものに由来しています。

どちらも派手なキャラクターというより、じわじわとクセが染み込んでくるタイプで、長年劇場を中心に活動してきました。

いわゆる“若手ブレイク”とは違い、長い下積みを経て評価された遅咲き型のコンビです。

テレビ露出が爆発的に多かったわけではありませんが、劇場では「生で観ると異常に面白い」と評判を積み重ねてきました

この地道さこそが、今回のM-1で一気に花開いた理由の一つだと感じます。

お笑いコンビ「たくろう」のネタは誰が作っている?

たくろうのネタ作りの中心は赤木裕さんです。

赤木さんがまずベースとなるアイデアや設定、全体の構成を考え、それをきむらバンドさんと一緒に練り直して完成させるスタイルを取っています。

赤木さんのボケの特徴は、日常会話の中で「自然に出てきた違和感」をそのままネタにする点です。

会見や自己紹介など、一見よくある設定から始まるのに、少しずつ話がズレていく。

そのズレが積み重なって、気づけばとんでもない場所に連れていかれる感覚があります。

一方、きむらバンドさんはツッコミの間や質問の入れ方を細かく調整し、赤木さんの“おどおどしたキャラクター”を最大限に引き立てます。

この役割分担が非常に明確で、「誰が何を担当しているのか」が分かりやすいのも、たくろうの強みだと言えそうです。

お笑いコンビ「たくろう」の苦労と下積みエピソード

たくろうは結成以来、毎年M-1に挑戦してきましたが、長年結果が出ず、準々決勝止まりの年が続いていました。

一時は「準決勝にも行けなければバイトを再開しないといけない」という、かなり厳しい状況だったそうです。

そんな中で彼らが選んだのは、「かっこいい漫才」や「エッジの効いたことをやる漫才」を目指すことをやめ、目の前のお客さんに笑ってもらうことを最優先にする方針でした。

劇場でのウケを何より大事にし、ネタを少しずつ磨き続けた結果、2025年のM-1で一気に覚醒します。

努力型のストーリーとしても、多くのお笑いファンの心を打った部分ではないでしょうか。

お笑いコンビ「たくろう」のM-1優勝ネタの特徴

1本目の「リングアナ」ネタは、大喜利的なワードを連発する構造で、会場の空気を一気に掴みました。

分かりやすく、それでいて油断できない構成が印象的でした。

今回のM-1は、二回戦以外の三回戦、準々決勝、準決勝と、この「リングアナ」のネタ1本でやってきたそうで、決勝の時、「今日も楽しくやれそう」と自信があったネタだそうです。

最終決戦の「ビバリーヒルズ」では、キャラクターのズレと日本人特有の自意識をデフォルメし、ワードと人格崩壊が同時に進行する独特の世界観を展開。

細かく説明しすぎると面白さが減ってしまうタイプのネタですが、「とにかく体感してほしい」と思わせる強さがありました。

2本目のネタは11月にできたばかりの新ネタで、赤木さんは「これにしようと思う」と同期の翠星チークダンスの木佐さんに相談したところ、「絶対、過去にやった実績のあるネタをしたほうが良いよ」と言われたそうです。

赤木さんは、それを相方のきむらバンドさんに相談。

きむらバンドさんは「いや絶対、ビバリーヒルズのほうが良い」と言って、赤木さんもきむらバンドさんを信じ、「ビバリーヒルズ」のネタを披露し、見事優勝

翠星チークダンスの木佐さんを信じなかったことが勝因と、たくろうの二人は語っています。

お笑いコンビ「たくろう」優勝後のSNS反響

放送直後からSNSでは、「笑いすぎて泣いた」「圧勝すぎて納得しかない」といった声が続出しました。

ネタ中に出てきたワードを企業公式アカウントが拾い、祝福投稿が連鎖したのも印象的です。

もちろん一部では批判的な意見もありましたが、それ以上に擁護や称賛の声が広がり、結果的に「唯一無二の漫才」として再評価される流れになりました。

現在はオファーも急増しており、まさに人生が一変したタイミングだと言えそうです。

まとめ

たくろうのM-1優勝は、決して一夜のシンデレラストーリーではありません。

明確なネタ作りの役割分担と、劇場で積み重ねてきた地道な努力が、最高の形で評価された結果だと感じます。

これからテレビやライブでどんな新しいネタを見せてくれるのか、お笑いファンとして本当に楽しみですね。

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