マウンテンブックとは?夫婦漫才でいずみとゆずきが笑いを生む理由

マウンテンブックとは?夫婦漫才でいずみとゆずきが笑いを生む理由 芸人

今、お笑い界で静かに、しかし確実に熱い視線を浴びている夫婦がいます。

その名は「マウンテンブック」。

お互いを「相方」であり「人生のパートナー」と呼ぶ二人が作り出す空気感は、単なる漫才の枠を超え、見る者の心をどこか温かく、そして猛烈に揺さぶります。

2024年のM-1グランプリ準々決勝進出、そして2025年元旦の「おもしろ荘」出演と、彼らを取り巻く環境は激変しました。

なぜ、この40代の夫婦コンビがこれほどまでに支持されるのでしょうか。

本記事では、プロのライターの視点から、マウンテンブックの魅力とその背景にある人間ドラマを深く掘り下げていきます。

マウンテンブックとは?夫婦で漫才をしている2人は何者

「マウンテンブック」というコンビ名を聞いて、ハッとした方もいるかもしれません。

この名前、実は二人の本姓である「山本」を英語にしたもの(山=マウンテン、本=ブック)なのです。

なんともシンプルで、それでいてどこか知的な遊び心を感じさせるこの名前に、二人の等身大な関係性が凝縮されているような気がします。

彼らは、夫である山本ゆずきさんと、妻である山本いずみさんによる「夫婦漫才コンビ」です。

結成は2021年8月1日。

世の中がコロナ禍という閉塞感に包まれていた時期に、二人は「夫婦で舞台に立つ」という新しい道を選びました。

所属事務所は、多くのインフルエンサーやタレントを擁する「TWIN PLANET(ツインプラネット)」。

モデルやタレントのイメージが強い事務所にあって、彼らの放つ「ベテランのような安定感」と「新人さんのような瑞々しさ」が同居する存在感は異彩を放っています。

マウンテンブックの最大の特徴は、単なる「夫婦の愚痴」を言い合う漫才ではないという点です。

もちろん夫婦ならではの日常がベースにありますが、それを一つの「エンターテインメント」として昇華させる技術があります。

舞台上での二人は、まるでリビングでの会話の延長線上にあるような自然体。

しかし、その裏には長年別々のコンビで磨き上げてきた、お笑い芸人としての確かな「地肩の強さ」が隠されています。

二人の活動を語る上で欠かせないのが、YouTubeチャンネル「マウンテンブックの家ラジオ」です。

結婚1年目から毎日欠かさず更新されているこの動画では、埼玉県鶴ヶ島市の自宅で過ごす二人の日常が切り取られています。

そこには、テレビで見せる華やかな姿だけでなく、半額の寿司を喜ぶ姿や、何気ない会話で笑い合う、どこにでもいる「幸せな夫婦」の形があります。

この「地続きのリアル」があるからこそ、彼らが舞台で放つ言葉一つひとつに体温が宿るのでしょう。

かつて昭和の時代に隆盛を極めた夫婦漫才ですが、令和の今、マウンテンブックが提示しているのは「新しい共働きの形」なのかもしれません。

支え合い、高め合い、時には激しくツッコミ合う。

そんな二人の姿を見ていると、私たちは「お笑い」を見ていると同時に、理想のパートナーシップの姿を重ねてしまっているのかもしれません。

だからこそ、彼らが次に何を語り、どんな笑いを作ってくれるのか、その一歩一歩が気になって仕方がないのです。

ボケのいずみとツッコミのゆずき|年齢や出身を比べてみると

マウンテンブックの漫才を支えるのは、対照的なバックボーンを持つ二人の絶妙なコントラストです。

まずはボケを担当することが多い山本いずみさん。

1982年8月28日生まれ、現在43歳の彼女は、岩手県九戸郡野田村の出身です。

あの大ヒットドラマ「あまちゃん」の舞台にもなった北三陸の豊かな自然の中で育った彼女は、「郷土愛芸人」としての一面も持っています。

東北人らしい粘り強さと、どこかおっとりとした温かみのあるボケが、コンビの空気感を作っています。

一方、ツッコミを中心(ネタによってはボケも)に担当するのが、夫の山本ゆずきさんです。

1979年9月25日生まれの46歳。

東京都出身の都会育ちで、洗練されたワードセンスと鋭いツッコミが持ち味です。

実は山本ゆずきさん、公募の世界でも知られた存在で、川柳やキャッチコピーで数々の賞を受賞しています。

ペットボトルのお茶に彼の川柳が掲載されたこともあるというエピソードは、ファンの間では有名な話。

この「言葉を研ぎ澄ます力」が、漫才の中での切れ味鋭いフレーズに活かされています。

43歳の妻と46歳の夫。

人生の折り返し地点を迎え、さまざまな経験を積んできた二人が並ぶ姿には、若手芸人には出せない「哀愁」と「余裕」があります。

山本いずみさんの実家は岩手、山本ゆずきさんの実家は東京。

遠く離れた場所でお父さん、お母さんに愛されて育った二人が、巡り巡ってお笑いの聖地・東京で出会い、夫婦となり、同じセンターマイクに向かう。

その事実だけで、少しドラマチックなものを感じませんか?

現在、二人は埼玉県鶴ヶ島市に居を構えています。

都会すぎず、かといって不便でもないその場所で、地道に、しかし着実にネタを磨き続けています。

岩手の素朴な強さと、東京の鋭いセンス。

この異なる二つの個性が、夫婦という固い絆で結びついたとき、他の誰にも真似できない化学反応が起こるのです。

お互いの年齢を隠すことなく、むしろ40代だからこそ見える景色を笑いに変えていく。

そんな二人のプロフィールをなぞるだけでも、彼らが歩んできた道のりの深さが伝わってきます。

次に二人の漫才を見る時は、その声のトーンや言葉の選び方に、それぞれのルーツを感じ取ってみてください。

きっと、もっと深く彼らの世界に引き込まれてしまうはずですから。

123☆45とハッピーエンド…2人が歩んできた別々の芸人人生

マウンテンブックとしての成功は、決してラッキーパンチではありません。

彼らには、それぞれが歩んできた長く、時には険しい「別々の芸人人生」がありました。

それを知ることで、今の二人が醸し出す独特の深みの理由が見えてきます。

山本いずみさんは、かつて「123☆45(イズミヨーコ)」という女性コンビで活動していました。

相方の岡田陽子さんと共に切磋琢磨し、2019年には女芸人の祭典「THE W」で決勝進出を果たすという輝かしい実績を持っています。

岩手出身の「郷土愛芸人」として、北三陸の魅力を全国に発信し続けた彼女。

テレビのゴールデンタイムの舞台で堂々とネタを披露する彼女の姿は、多くの岩手県民に勇気を与えました。

しかし、コンビはその後解散。

一つの大きな成功を収めた後のリセットは、どれほどの葛藤があったことでしょうか。

対して山本ゆずきさんもまた、長いキャリアを持つ芸人でした。

大学4年生の時、就職活動の代わりに人力舎の養成所「スクールJCA」に入学したという彼は、幼なじみとコンビ「ハッピーエンド」を結成。

人力舎らしい緻密なコントや漫才で、ライブシーンでは一目置かれる存在でした。

しかし、長年連れ添ったコンビも2022年5月31日に解散。

約17年という、人生の半分近い時間を捧げた活動にピリオドを打つことは、言葉では言い表せない喪失感があったはずです。

お互いに「売れたい」という情熱を持ちながらも、一度はコンビ解消という大きな挫折を経験している二人。

山本いずみさんの実績と、山本ゆずきさんの職人気質なセンス。

それぞれが別々の場所でお父さんやお母さんに支えられ、時には悔しい涙を流しながら磨き上げてきた牙は、決して錆びてはいませんでした。

興味深いのは、二人がマウンテンブックを結成した際、それまでのキャリアを捨て去るのではなく、むしろすべてを「養分」にしている点です。

山本いずみさんの舞台での胆力や豊かな表現力、山本ゆずきさんの公募で鍛えた言葉のチョイス。

これらは、過去のコンビ時代があったからこそ手に入れた宝物です。

「一度終わったはずの人生が、再び重なり合って動き出す」。

マウンテンブックの漫才から感じる、どこか達観したような、それでいて必死な面白さは、この「別々の芸人人生」というバックボーンがあるからこそ生まれるものです。

過去の失敗も成功もすべてを抱きしめて笑いに変える二人の姿には、同じように人生の岐路に立つ私たちも、知らず知らずのうちに背中を押されているのです。

結婚は2020年|夫婦になってからコンビを組んだ理由

二人が籍を入れたのは2020年。

世界が大きく揺れ動いたあの年、山本ゆずきさんと山本いずみさんは人生を共に歩むことを決めました。

しかし、この時点ではまだ「マウンテンブック」は存在していません。

当時はまだお互いに別のコンビとして活動しており、あくまで「芸人同士の結婚」という形でした。

馴れ初めについては、同じお笑い界に身を置く者同士、ライブ会場や打ち上げの席で自然と距離が縮まっていったものと推測されますが、詳細なエピソードは今のところ未公表です。

ただ、二人のやり取りを見ていると、きっと共通の「笑いのツボ」や、芸人としてのストイックな姿勢に惹かれ合ったのであろうことは、想像に難くありません。

プロポーズの言葉や結婚式の様子なども公式な発表はありませんが、きっと二人らしい、飾らないけれど温かい瞬間だったのではないでしょうか。

では、なぜ「夫婦」という形を選んだ1年後に、わざわざ「コンビ」という茨の道を選んだのでしょうか。

結婚後、それぞれのコンビが解散に向かう中で、二人の間には自然と「一緒にやってみないか」という空気が流れたのかもしれません。

2021年8月1日、結成。

それは、生活を共にするパートナーと、仕事のパートナーを同一にするという、非常に大きな決断でした。

夫婦でコンビを組むことの難しさは、多くの先人たちが語っています。

公私の区別がつかなくなり、喧嘩が絶えなくなるのではないか。

しかし、マウンテンブックの場合は、その「境界線のなさ」を逆手に取りました。

YouTube「家ラジオ」で見せるような、プライベートの延長線上にある空気感をそのまま漫才に持ち込んだのです。

「一緒に住んでいるからこそ、24時間ネタ合わせができる」。

そんな強みもありましたが、それ以上に、お互いへの深い尊敬と信頼があったからこそ、この結成は成立したのだと感じます。

山本いずみさんは、山本ゆずきさんの卓越したワードセンスを信じ、山本ゆずきさんは、山本いずみさんの持つ華とパワーを信じている。

二人が夫婦になってからコンビを組んだのは、単なる成り行きではなく、お互いの才能を最も輝かせることができるのは「この人しかいない」と、本能的に気づいたからではないでしょうか。

結婚という契約を超えて、一つの夢を追いかける同志となった二人。

子供の有無についても公式発表はありませんが、今の二人にとっては、毎日作り上げる「ネタ」こそが、大切に育てている子供のような存在なのかもしれません。

この強い絆が生み出す笑いの続きを、私たちはもっと見てみたいと願わずにはいられないのです。

M-1準々決勝とおもしろ荘で何が起きたのか

2024年から2025年にかけて、マウンテンブックという名が、お笑いファンの間で爆発的なスピードで広まりました。

その起爆剤となったのが、M-1グランプリ2024での「準々決勝進出」です。

日本中から数千組の漫才師が集まる中、40代の夫婦コンビが並み居る若手を抑えて勝ち上がっていく姿は、まさに快進撃でした。

彼らがM-1の舞台で見せたのは、これまでの「夫婦漫才」のイメージを覆すような、テクニカルでシュールな構成でした。

準々決勝という、決勝の背中が見える場所まで辿り着いたことは、マウンテンブックが単なる「仲良し夫婦の記念受験」ではなく、日本最高峰の漫才レースで戦える「実力派」であることを証明した瞬間でした。

SNSでは「マウンテンブック、ついに見つかった!」「あの安定感は異常」といった絶賛の声が溢れました。

そして、その勢いのままに掴み取ったのが、若手芸人の登竜門として知られる「おもしろ荘2025」への最終オーディション進出、そして出演です。

元旦の深夜、日本中の注目が集まる番組で、彼らは「入居」という形でその存在を全国のお茶の間に示しました。

水曜日のダウンタウンの「30-1GP」やガキの使いの「山-1GP」など、これまでも数々の人気番組で爪痕を残してきた二人ですが、おもしろ荘という大舞台でのパフォーマンスは、彼らのキャリアにとって決定的な転換点となりました。

おもしろ荘での彼らは、まさに「異物」であり「希望」でした。

若手が勢いで攻める中、マウンテンブックは熟練の演技力と、夫婦ならではの息の合った掛け合いで、独特の間を作り出しました。

そこには、ただ笑わせるだけでなく、「この二人、もっと見ていたいな」と思わせるチャーミングな人間味が溢れていたのです。

M-1での躍進とおもしろ荘での露出。

この二つの出来事が重なったことで、マウンテンブックは「知る人ぞ知る実力派」から「ブレイク直前の注目株」へと一気に駆け上がりました。

しかし、本人たちは至って冷静。

YouTubeで見せる姿は相変わらず自宅での穏やかな日常です。

そのギャップこそが、彼らの強さなのかもしれません。

大きなチャンスを掴み取り、着実に結果を出していく。

そのプロセスを目撃している私たちは、まるで親戚か何かのように、彼らの成功を自分のことのように喜んでしまいます。

「次は準決勝、そして決勝へ」。

そんな期待を抱かずにはいられないほど、彼らが起こした風は強く、そして心地よいものでした。

マウンテンブックのネタがクセになる理由

マウンテンブックの漫才を一度見ると、なぜか頭から離れなくなる。

そんな「中毒性」を感じるファンが急増しています。

その最大の理由は、彼らが発明した「役割交換漫才」という唯一無二のスタイルにあるでしょう。

通常、夫婦漫才といえば、夫が妻に尻に敷かれたり、妻が夫の不甲斐なさを嘆いたりといった「夫婦あるある」が王道です。

しかし、マウンテンブックのネタは一味違います。

山本いずみさんからの「夫婦間での役割がマンネリ化しているから、役割を交換しよう」という、一見すると意味不明な提案から物語が動き出します。

そして、夫である山本ゆずきさんが「妻役」を演じ始めるのですが、その演じっぷりが驚くほど「ドはまり」しているのです。

山本ゆずきさんの演じる妻役は、どこか可愛らしく、それでいて絶妙に生々しい。

対する山本いずみさんも、戸惑いながらも夫役を演じきり、結果として「山本家の日常」がデフォルメされた、シュールで愛おしい空間が立ち上がります。

この「役割を入れ替える」というフィルターを通すことで、本来ならドロドロしがちな夫婦のリアルが、洗練されたコントのような笑いに昇華されるのです。

また、山本ゆずきさんの「ワードセンス」も大きな武器です。

公募で鍛えられた彼の言葉は、短く、鋭く、それでいて情景が浮かびます。

漫才の要所に散りばめられた一言一言が、まるでキャッチコピーのように観客の心に突き刺さります。

それを山本いずみさんが抜群の間と表情で受け止める。

この「言葉のパス回し」の美しさが、ネタの安定感を生んでいます。

さらに、彼らのネタには常に「日常の延長」という手触りがあります。

スーパーでの買い物、半額シールへの情熱、掃除の仕方。

お父さんやお母さん世代が共感できる身近な話題を、少し歪んだ角度から見つめ直す。

その視点の鋭さが、「あー、わかるけど、なんでそうなっちゃうの!」という笑いを引き起こすのです。

「しゃべくりだけで、こんなに笑えるなんて」。

SNSでもそんな声が上がっていますが、彼らの漫才は過度な小道具や派手な動きに頼りません。

ただマイクの前に立ち、二人の対話だけで世界を作っていく。

そのストイックなスタイルは、お笑い通をも唸らせます。

次はどんな「役割交換」を見せてくれるのか、次はどんな「パワーワード」が飛び出すのか。

彼らのネタの引き出しを開けるたびに、私たちは新しい「笑いの扉」を開けられるような、不思議なワクワク感に包まれるのです。

SNSではどう見られている?「毎回ツボ」の声が多い理由

現代の芸人にとって、SNSでの評判は人気のバロメーターです。

マウンテンブックの場合、X(旧Twitter)やYouTubeのコメント欄には、非常に熱量の高い、そして温かい言葉が並んでいます。

「マウンテンブックさんのネタは本当におもしろくて毎回ツボに入ってます」「夫の妻役のドはまりっぷり絶妙すぎて本当に面白かった」といった、ネタの質を絶賛する声が後を絶ちません。

なぜ、彼らはこれほどまでに「外さない」という評価を得ているのでしょうか。

そのヒントは、YouTube「マウンテンブックの家ラジオ」にあるようです。

ここでは、二人のプライベートな姿が毎日発信されており、視聴者は舞台上の「芸人・マウンテンブック」だけでなく、一組の「夫婦・山本家」のファンになっていきます。

「ネタもトークもおもしろすぎっ」という声が多いのは、漫才という「作品」と、YouTubeという「ドキュメンタリー」の相乗効果によるものでしょう。

YouTubeで二人の人柄を知り、応援したくなったファンが、舞台で全力の漫才を見る。

すると、一言のボケにも「あのYouTubeのあのエピソードだ!」といった深みが加わり、より笑いが増幅されるのです。

また、山本いずみさんの「ふとした瞬間の可愛らしさ」も話題です。

ネタの中で気を抜いた瞬間や、山本ゆずきさんのツッコミに素で笑ってしまう表情などが、ファンの心を掴んでいます。

「郷土愛芸人」として地元を愛し、お父さんやお母さんを大切にする彼女の素朴な魅力は、SNSを通じて全国に浸透しています。

一方で、山本ゆずきさんの「ミステリアスな職人感」に惹かれるファンも少なくありません。

「鶴ヶ島出身の星」「高校時代のジャージをベルトで着用している」といった、彼自身のXで発信される豆知識(#マウンテンブック豆知識)が「シュールで大好き」と評判です。

こうした「隙」と「こだわり」のバランスが、SNSでの親しみやすさを生んでいます。

中立的な意見としても「おもしろ荘で見かけてから気になっている」といった、きっかけとしての声が多く、否定的な声がほとんど見当たらないのも彼らの特徴です。

それはきっと、二人が放つ空気が「誰も傷つけない、けれど鋭い」という、今の時代に求められている優しさに満ちているからでしょう。

SNSで彼らの名前を検索するたびに増えていく、ファン同士の楽しげな会話。

その輪が広がっていく様子を見ていると、この二人がさらに多くの人に見つかる日は近いと確信させられます。

この夫婦コンビはどこまで行くのか

マウンテンブックという物語は、今、まさに序章から本章へと突入したばかりです。

40代という、芸人としては決して早くはないスタートを切った二人。

しかし、その「遅咲き」であることこそが、彼らの最大の武器であり、物語としての魅力になっています。

M-1グランプリ準々決勝進出、そして「おもしろ荘」出演。

これらの実績は、彼らにとってゴールではなく、さらなる高みへの通過点に過ぎません。

「M-1で勝ち上がるためには、M-1で勝ち上がるしかない」。

SNSで呟かれたこの言葉は、ファンにとっても共通の願いです。

今のマウンテンブックなら、準決勝、そして決勝の舞台で、あの「役割交換漫才」を披露し、日本中に衝撃を与える日が来るのではないか。

そんな期待を抱かずにはいられません。

彼らの強みは、賞レースの結果だけではありません。

「令和の夫婦芸人」としての新しいスタイルを確立しつつある点です。

家でのラジオ配信を続けながら、ライブでネタを磨き、テレビで爪痕を残す。

その「地道な継続力」は、若手には真似できないものです。

岩手と東京、それぞれのお父さんやお母さんが見守る中で、二人はこれからも自分たちらしい歩みを続けていくでしょう。

今後、彼らはさらにバラエティ番組への露出も増えていくはずです。

夫婦ならではの絶妙なコンビネーションがあれば、トーク番組やロケでもその魅力は存分に発揮されるでしょう。

また、山本ゆずきさんのワードセンスを活かした文筆活動や、山本いずみさんの郷土愛を活かした地域貢献など、活動の幅は無限に広がっています。

「マウンテンブック」という名前の通り、二人が積み重ねてきた経験という「山」は高く、そしてそこから生み出される物語という「本」は、まだ多くの空白のページを残しています。

そのページにどんな面白い、あるいは感動的な言葉が綴られていくのか。

私たちは、その読者として、時にはサポーターとして、彼らの行く末を見守り続けたいと思います。

舞台を降りれば仲睦まじい夫婦、舞台に立てば火花を散らす漫才師。

そんな二人の、矛盾しているようでいて最高に調和のとれた日々は、これからも続いていきます。

この夫婦コンビはどこまで行くのか。

その答えは、まだ誰にもわかりません。

だからこそ、私たちは、マウンテンブックという二人の背中から、一瞬たりとも目が離せないのです。

次はどんな笑顔を届けてくれるのか、その続きが知りたくて、明日もまた彼らの動画をチェックしてしまう。

そんな毎日が、とても心地よく感じられます。

まとめ:マウンテンブックが教えてくれる「新しい夫婦の形」

マウンテンブックの魅力を紐解いていくと、そこには単なる「お笑いコンビ」以上の、深い人間ドラマと信頼関係があることに気づかされます。

山本いずみさんが持つ、岩手の豊かな自然に育まれた包容力と華。

そして山本ゆずきさんが持つ、東京の空気を吸いながら公募で磨き上げた緻密なワードセンス。

それぞれが別々のコンビで挫折と成功を味わい、お父さんやお母さん、そしてファンに支えられてきた長い下積み時代があったからこそ、今の二人の漫才には「厚み」があります。

2024年のM-1グランプリ準々決勝進出、そして2025年元旦の「おもしろ荘」出演という快進撃は、彼らにとってまだ通過点に過ぎません。

YouTube「家ラジオ」で見せる飾らない日常と、舞台で見せる鋭い「役割交換漫才」のギャップに、私たちはこれからも翻弄され、そして魅了され続けるでしょう。

夫婦であり、ライバルであり、最高の理解者でもある。

そんなマウンテンブックの二人が、次にどんな笑いの景色を見せてくれるのか。

40代から始まる彼らの「黄金時代」は、今まさに幕を開けたばかりです。

出典まとめ

今回の執筆にあたり、以下の事実データを参照いたしました。