スーパースター
セリーグ上位4チームの混戦が続いている。
前半は巨人の独走、中日がどこまで食い下がるかというような様相であったが、昨年同様巨人が失速した。
今年からセリーグもプレイオフ制を導入したため3位以内に入れば日本シリーズの出場権を争うことができる。シーズン当初は首位独走の巨人ファンにとっては「プレイオフ制なんて導入しなければ良かったのに」と思っていたかもしれないが、今となっては「どうにか3位以内に滑り込んでくれ」という心境であろう。
しかし、こんな混戦の中でもプロ野球は盛り上がってこない。なぜだろう。イチローや松坂などがメジャーに行ってしまい「スーパースター」の不在などが原因でもあるかとも思う。
昨日まで日経新聞の「私の履歴書」の連載は長嶋茂雄氏で、野球ファンとして楽しく読ませていただいた。長嶋氏の現役時代の頃の日本は今と違って生活も豊かでなく、娯楽も少ない時代であったため、スーパースターの活躍は、見ている人を楽しませ、元気づけたのだと思う。そういう時代に活躍できた長嶋氏は幸せだっただろう。
ただ、読んでいくうちに、長嶋氏はそういう時代ならではの「スーパースター」というわけではなく、いつの時代でも「スーパースター」になりえる選手だったのではないかと感じてきた。というのは、長嶋氏は自分の実力を知り、人気を知り、ファンが何を求めているかを知り、そして何より「自分はスーパースターだ」と自覚して行動しているということだ。
プロ野球選手といえば今でも憧れの存在であり、注目される存在である。つまり、一般人から見ればスターなのである。更にその意識の高い人がスーパースターになる。スーパースターは自分自身で作り上げる。そういった自覚を個々の選手がもっと持ったら、プロ野球も盛り上がってくるのでは、と思う。
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